海外お釣り事情

日本に帰国すると戸惑うことがよくありますが、その一つはお店の対応です。
日本のお店に入って、「いらっしゃいませ」って聞いて、挨拶を返さなきゃと思うのですが、返す日本語が分からず、「どうも」って会釈してみたり。
以前、日本に遊びに来た友人は、「いらっしゃいませ」に日本人が挨拶を返さないことに、なんて失礼なんだ!って怒ってたけど、お店と客の上下関係がはっきりしてるのが日本の文化なんです~って説明してみました。納得してなかったけど。
そんな日本から海外にでて、当初はとってもビックリしました。店員のやる気がないようにしか見えないもので。
でも、慣れると楽です。こんにちは~ってお店に入っていって、お喋りを続けていたり。と思いきやスゴく親身に相談に乗ってくれたり。顔見知りになると対応がまったく変わったり。

そんな海外ショッピング(ショッピングというか買い物)で、日本とは違うな~と思うのが、お釣り事情です。
まず、お店に細かいお釣りがある場合、大きい紙幣を最初に出すと、すぐに受け取られて、細かいのをバラバラと渡されます。後から出しても、受け取って貰えなかったり、えーって顔されたり。「細かいのあるからちょっと待って」と言っても、聞いてくれないことも多いです。なので、小銭まで出すときは、まず細かいのを置いて、最後に大きいお札を出します。(日本のレジでは、待ってくれるので、ちょっとドキドキします…)
そして、お店に細かいお釣りがない場合、もしくは、あまりない場合。大型チェーンスーパーとかでは、基本的にお釣りがあるのですが、地元スーパーとか、小さい商店とかでは、「もっと細かいのないの?」ってよく聞かれます。特に朝一番は、基本的に細かいお釣りを置いていないことが多いので、かなりの確率で聞かれます。まあ、聞かれることは分かっているので、値段の安いものを買いたい(水のペットボトル500ml、30円相当とか)けど細かいお金の持ち合わせがない時などは、財布の中をちゃんと確認していることをレジの前でアピールして、それでも聞かれたら、もう一度財布を確認するデモンストレーションをしたり、むしろ空の小銭入れの中を見せたり、そもそも最初に「細かいのないんですけど…」って言ったりすれば、人により、深くため息をつきながらとか、「大丈夫よ、気にしないで」なんて言いながら対応してくれます。と言っても、レジには細かいお釣りがないので、自分のポケットマネーで崩したり、お隣のお店に行って、崩してもらってきたりしています。ときどき、どうしてもお釣りがない時は、じゃあただでいいよ、なんて言われることもあります。そんな…。あとで、足りなかった分を払いに行っても、「いいって言ったのに」という反応をされます。

そういうわけで、海外で現金ショッピングを楽しむときには、大型チェーン店でお金を崩したりしておくと便利です。