ノンバターケーキ

ブルガリアでは、夏の間にたくさんの美味しいフルーツが楽しめます。日本の高級フルーツと違って、灰汁が強くて野生感に溢れるフルーツたちですが、旬真っ盛りにはかなり安くなるので、食べ放題状態です。(例:イチゴ1キロ2.5レバ、150円くらい?ちなみに今週はまだ3レバでした)
なので、夏の間、人々は冬に備えて瓶詰めを作りまくります。ジャムとかコンポートとかジュース(シロップ?)とか。私もいっぱい作っていたのですが、たくさん作りすぎて、冬の間に食べきらない。。。ちなみに私とチョコちゃんがよく作ってたのは、一口大のフルーツを砂糖で煮込んでそのまま瓶詰めするコンポート(?)と、それをブレンダーで潰して瓶詰めするジャムです。

さて、私はバターを使った焼き菓子が大好きです。焼いている間に漂ってくるバターの香りがたまらないのですが、バターはちょっと高めです。もちろん日本ほど高級品ではありませんが、そうホイホイと大量買いはできない…。スーパーの安売りの半額が狙い目です。
あるとき、お客さんが来るからケーキを焼こうと思い立ちましたが、バターがない!安売りもしてない!どうしよう!ということで、苦肉の策で普通の油でケーキを焼くことにしました。パウンドケーキを基にして、分量とか適当に。でも、何か、旨味が欲しい…。というわけで、余っている瓶詰めコンポートの出番がやって来ました!生地には砂糖をあまり入れず、コンポートの汁と実を大量に!
美味しいといいけどーとお客さんたちに出すと、何故かすっごく大好評。いつものバターベースよりも反応がいい。なんで?喜んでくれるのは嬉しいんだけど、考案したレシピを誉めてくれてありがとうだけど、高級(?)バターパウンドケーキより、こっちの方が人気なのはなぜ?主婦の皆さんも前のめりにレシピを聞いてくれたんだけど、基本、適当なレシピなんだよねー。と濁してしまいました。
その後もなかなかバターが買えず、スイーツを作りたいけど時間がないときに、何度か繰り返すうちに、何となく分量が決まってきたので、自分の覚え書きもかねて、レシピのせときます。

材料

  • 卵 2個
  • 砂糖 0-50g(コンポートの量に応じて。コンポート等入れないなら、80gくらい?)
  • 油(サラダ油、オリーブオイル等。ミックスも可) 80g
  • 牛乳 40g
  • 小麦粉 100g
  • べーキングパウダー 2gとか?
  • コンポート 入れたいだけ(450mlとか?)

手順

  1. 1:卵>砂糖>油>牛乳の順にボウルに入れていき、都度泡立て器で混ぜる
  2. 2:粉とべーキングパウダーを入れて、ゴムべらで混ぜる
  3. 3:コンポートを汁ごと入れて、軽く混ぜる
  4. 4:180度に余熱したオーブンで、20-40分焼く
  5. 5:しっかり冷めてから切る

バターのように室温に戻す必要もないので、材料さえあればすぐにできるのも嬉しいポイントです。(バターを室温に戻している間に、ケーキを作る予定なのを忘れてしまったり、作る気力が失せてしまうことってありませんか?私だけ?)