白ご飯

白いご飯
日本では食事の基本ですよね。
美味しい米なら、白いご飯だけでもいけますね。
糖質制限している私の実家では、白ご飯はまず出てきませんが・・・
そんな白ご飯
こちらでは、とても嫌がられます。
ヨーロッパの方々からすると、味がついていない米というのは、病気の時に食べるものという位置付けで、食事に出すと、病気じゃないと言われます。

ちなみに私がすんでいる国は、主食がパンなのですが、どうやら米は野菜にカウントされるみたいです。
食堂のおかずに米料理も並ぶのですが、皆さんパンを一緒に食べています。
食事の話をしていて、野菜も食べなきゃ、というと、米を食べてるでしょ、と言われます。
サラダに米が入っていたり。

そして、日本人=ご飯(米)という方程式が成り立っている場面が多く、いろんな米料理をいただく機会もありました。
和食ではまず見ないような米の調理法がありますが、しばらく慣れなかったのは、ライスプディングです。
米を牛乳で甘く煮たもので、基本的にはシナモンをかけて食べます。
そういうものだと思って食べれば美味しいです。
ブルガリアでは、オーブンの米料理が多いです。

さて、そんな背景で、和食おもてなしをするにはどうしましょう…
丼ものなら汁がかかって、米に味がつくから問題ない!
各種寿司も、酢飯に味があるし、他の具材の味も楽しむから問題ない!
でも、毎度そればかりというわけにも…
というわけで、たどり着いた結論が、
炊き込みご飯!!!
ちゃんと和食で、具材を選べば他のおかずと喧嘩しないし、増える手間はそれほどでもないし、おかずが少なめでも許されるし、味がついてる!
ただ問題は、通常の炊き込みご飯(五目御飯とか)に入れる食材がこちらで手に入らないことです。
まあ、そのあたりは代用して。
よく使う具材は、生マッシュルームとにんじんとツナ。
その他にも、日本から持ってきた乾燥ごぼうとか、乾燥レンコンとか、乾燥えのきとか、乾燥シイタケとかを戻して使ったりします。
浸水した米に、調味料+水=いつもの水分量よりちょっぴり多めの分量をいれ、具(乾燥ものは戻しておく)をのっけて、普通に炊きます。

実際によくする献立は、ツナの炊き込みご飯に、肉じゃが、それにサラダ(和食が苦手な人の逃げ道に必須)と、招待する人によってはパンも準備しておきます。(パンとサラダがあれば、最悪の事態にも備えられます)

ある時、友人の家で日本食を作ることになったのですが、炊き込みご飯まで作る余裕がなく、でも、友人は味なしご飯が好きではなくて、でも、日本食が食べたいから、日本人がご飯で食べるおかずならご飯で食べたいと言われ…
えー…と思いつつ。
具なし炊き込みご飯を作ってみました。炊き込みご飯って言うのかな?
大好評でした。
味さえついてればいいみたい。