日本人だと言うと、よくあるのが、「日本語知ってるよ!」という反応です。まあ、「将軍」とか「侍」とか「腹切り」とかの時代劇系単語か、「寿司」がほとんどですが(時々「俳句」とか言い出すマニアックな人もいますが)、単語ではなく言われることが多いのがこちら。
「分かりますか?」
どうやら昔流行ったドラマ(時代劇?)でよくこの表現が出てきたそうです。時代劇系単語をよく知ってるのも多分そのせい。「理解していますか」っていう意味でしょって、ちょっと自慢気に言われます。
だから、「分かりますか?」って聞かれて、「分かります、分かります」って答えると、すごく喜ばれます。
そんなあるとき、チョコちゃんに言われたのが、「日常会話で、分かりますかって言わないよね」。そうかな?そして、よくよく考えてみる。
言われてみれば、会話の流れで理解したかどうか聞くときには、「分かりますか」ではなくて、「分かりましたか?」っていう完了形を使っているかも!(日本語には過去形ってないんですって)あえて使うなら、何かの説明の真っ最中で、説明の続きがあるような、限定的な場面か。
じゃあ、「分かりますか」っていつ使うんだろうと、ボーッと考えてみたら、理解しているかどうかより、知っているかどうかを聞くときに使っている気がします。道を聞くときに「駅までの道順が分かりますか?」みたいな?
ということは、日本語の「分かる」は、理解するという意味だけでなく、知っているという意味もあるっていうこと?でも、それも違うような。。。うーん。
日本語なんて、普段何も考えずに話しているだけに、考え始めると、わけがわからなくなります。