車買いました!!

今の街に引っ越して早一年ちょっと。
引っ越してきた時分から、車があったほうが良さそうなことは感じていたのですが、いろいろと状況が整うまでに数か月。
そこからさらに、必要な書類を整え、車が見つかるまでに数か月。
なんとか、いろいろと乗り越えた結果、車を買いました!

車、全然詳しくないもので、車大好きでちょー詳しい友人に助けてもらって、そのまた友人から中古車を買いました!
買う車が決まって、友人たちにそのことを言うと聞かれる質問。
「どんな車?」
どんな?…車に詳しくない私の返事
「赤い車!」
「いや、そうじゃなくってね…」
かみ合わない会話ってこういうことを言うんですかねえ。

そんな会話を何度か続けた結果、正しい返事に行きつきました!
「フォードのフュージョン!赤いの!」

ちなみに、車探しをしていた時分によく言われたのは、
「日本車がいいんでしょ?」という反応。
日本車=いい車←みたいなのはよく言われてて、
周りの友人たちも日本車乗っている人がいっぱいいるんだけど、
私は日本車にはこだわっていないんだよねー…というのを説明するのが面倒くさい…
「日本では日本車ばっかり走ってるよー」というと、
一部の友人は「愛国心か?」なんて言うけど、
いやいや、外国車は高くて買えないんだよ…っていう説明も面倒くさい。
なので、フォードに乗ってればそんな説明しなくていいから楽ちん!!!

ちなみに、車を探しながら大きな懸念だったのは、オートマ車が見つかるかどうか!
あの、いえ、一応、マニュアル車も運転できるんですが、10年もオートマ車しか運転していないもので、
マニュアルペーパードライバーなんです。
周りの友人たちは、ちょっと運転すればすぐ思い出すよーって言うんだけど、
いやいや、マニュアル運転歴、教習中の数週間だけだよ?っていう…
思い出すほどのベースがないから…
しかも、ブルガリアはヨーロッパ標準(?)な右側通行。
マニュアル+右側通行のダブルパンチは無理~~~!!!
というわけで、できたらオートマ車がいいなーーーというステータスで探していたのですが、
ちょうどオートマ車を売りたいという友人が現れて、一安心!!!
ただ、このオートマ、ちょっと特殊でした。
多分、セミオートマというのは、このことを言っているのかな?

普通のオートマみたいな、Pとかなくって、駐車するときはマニュアル車のごとくN(ニュートラル)の状態で止めます。
オートマ運転するときはA(オート)、Dの上下にある+-を使えば自分でギアチェンジできるという。
っていうか、オートマ限定免許の人がこれ運転するの難しくない?そんなことない?
とてもとても興味深いです。(まだちょっと慣れない)

慣れないといえば、最大の難関だと思っていた右側通行。
思ったほどの難関ではありませんでした。
車を買うことを決意してから半年以上、ひたすらイメトレしていたのが役に立ったか?(たぶん関係ない…)
ホントは車を譲り受ける際に、首都で会って、受け渡ししてもらう予定だったのだけど、思ったように書類ができず、後日受け渡しに…
いろいろ急遽で事が運んだ結果、車を譲り受けた場所から、自分の街まで200kmほど、初っ端から一人旅をすることに!
友人の家で、楽しく交わった後、ドッキドキの初運転!!!
ちなみに、受け渡しをした街は以前住んでいた町の近くで、首都までの道のりに見覚えがあるうえ、幸いなことに数年前に快適な高速道路が開通していたこともあり、初ドライブにはピッタリな行程!!
グーグルマップ様様に案内してもらいつつ、高速道路でただ走るのみだから、右側通行に慣れるにはピッタリでした。

さて、その道中にどうしても避けて通れない行事が!!!
給油です!!!
なぜ給油がそんなに怖いのか…
実は…、日本ではセルフのガソリンスタンドしか使ったことがないんです。(あ、ちょっと言いすぎました。数えるくらいだったら、有人スタンドも使ったことありました)
っていうか、日本でも「ガソリン満タンで」っていうのにすごい緊張したのに、ブルガリア語でそのワードを言うなんて!!!(ちなみにブルガリア語では「ド ゴレ」(上まで)といえば満タンにしてくれます。)
友人たちが給油するところはいつも見ているからなんとなくは分かるけど、自分がするとなると右往左往してしまいます…
日本との違いは、運転席で会計するわけではないので、給油が終わったら、レジまで行かなくてはいけないこと。
会計のところで、給油機の番号を告げるとお会計してくれます。
すごくドキドキしました。

そんなこんなで、車を持ってもうすぐ一か月。
まだまだいろんな初めてがあります。
先日は、今度遠くに引っ越してしまう友人を訪ねに、山越えの遠出もしました。

そんな中、今日の始めては洗車!!!
洗車こそ、日本ではセルフ洗車しかしたことがありません。
だって、安いし、会話しなくていいし…
人に自分の車を洗ってもらうなんて経験がないからどうしていいか分からなくて、
でも、セルフの洗車場とかなくて(存在はするらしいけど、機械が自動で洗ってくれるタイプではなく、自分の手で全て洗うタイプらしい)…。
だって、何て言えばいいの?「洗車したいんですけど…」みたいな?
とか言いつつ、埃っぽくて小雨がぱらつくブルガリアの秋は、車を汚していきます。
洗車屋さんに行くのこわい~!でも、汚い車はいや~!!!ということで!
とうとう!行ってきました。洗車屋さん。

買い物帰りに、よく通る道の洗車屋さんを覗いてみたら、洗車中の他の車はなさそうだったから、恐る恐る入ってみると、ジェスチャーでここに停めてとお兄さんに指示されました。
なんとなく停めてみたら、お兄さんが近づいてきたので、「外だけ洗車したいです」って言ったら、「外だけでいいんですね」っていう返事でちゃんと依頼できました。
待ちながら料金表を見てみると、車内車外両方で10レバ≒660円。車内のみor車外のみは6レバ≒400円。
手洗いでこの値段は安いなあと思いつつ、どんな風に洗ってくれるのか観察することに!(ちなみにヨーロッパ出身の他の友人たちは、ブルガリアの洗車は高いと言います。ブルガリアの物価に比べたらちょっと高いかもしれないけど、手洗いでこの値段は安くないかなあ)
洗車屋さんのほとんどはカフェが併設されていて、中で待つこともできるのですが、今日は冷蔵ものの買い物帰りだったので、観察がてら外で待つことに。
高圧洗浄機で車を洗っている様子は街中の洗車屋さんでよく見るのですが、一部始終をちゃんと見るのは初めて!!
見ていると、車体全体に泡泡を振りかけていきます。
上にもタイヤにもまんべんなく。

そのあと、泡泡をゴシゴシして、綺麗にしていきます。
まんべんなくゴシゴシしたら、高圧洗浄機で泡泡を流していきます。
それから、他にもなんかいろいろしてた気がするけど、忘れちゃいました。
最後にまんべんなく拭いて回って、ドアのところとかもちゃんと開けて綺麗に拭いて、
なんか見てるの飽きてきたなーっていう頃に、「終わりましたよ」と声をかけてくれました。
セルフ洗車とは大違いな丁寧に仕事に感動!!!(手洗いでは普通なのかな…)
しかもこれで400円とか。
ちゃんと定期的に綺麗にしないといけないですねー。

ブルガリアに来て7年たち、でも、まだまだ初めてはいろいろありますね!
車をもって、責任や自由と共に、いろんな初めてにも挑戦です!