首都へ行こう!何で行こう?

以前住んでいた町は大学があったせいか、首都に行くバスがほぼ毎時あって便利でした。

一方、電車の旅もなかなか興味深く、古めかしい駅と(バスステーションも古かったけど)、ボロボロの車体で、ひたすら田園地帯を進んで行く。

時々周りの人との交流もあったりして、気分はもう世界の車窓から!

ただ、車内アナウンスとかないから、どこで降りるのかドキドキです。

その点バスは、寝てても目的地まで連れてってくれるし、基本バスの方が速いので、今までずっとバス派でした。

 

がしかし!

昨年から住み始めた町は、首都まで出るバスがとても少ないのです。

町の規模も、首都までの距離も、以前の町と大して変わらないのに、首都行きのバスは朝と昼の基本計3本!

曜日によってはあと3本増えるけど、いつも用事をその曜日に調整できるわけでもありません…

なんでこんなに少ないんだろう…

隣に大きい町があるのがいけないのかなあ

 

そんなある日、朗報が!

電車が便利だというのです。

1日の本数も断然に多いし。

でも今までバス派だったしー、駅が町外れにあってすごく不便だしー…と、あまり使いたくありませんでした。

バスステーションまでは歩いていけるけど、鉄道駅までは、市内バスかタクシーを使わないと行けないんですもの!めんどくさい!

 

しかし、そんな私の価値観をガラリと変える出来事が。

1日計3本しかないバスですが、首都を出るものも同じく3本ほど。

首都を出発して、いろんな町を経由して黒海までいくというものです。

ある日、首都から帰るのにバスに乗ると、ギチギチのバスで、運転手はイライラして怒鳴りだすし、乗客同士も喧嘩を始めるし、ちょっとナニコレー!

このバスは出来るだけ回避しよう!と心に決めた日でした。

 

というわけで、前書きが長くなりましたが、

電車旅をしてきました!

(旅というほどのものでもないけど)

 

どうせ古い駅なんだろうなーとタクシーで町外れの駅に向かうと(市内バスに乗りそびれたので)、そこにはピッカピカの駅が!

閑散とした場所にピッカピカの駅!

違和感半端ない!

そして駅の中も思ってたのと違う!

以前住んでいた町の駅では、2番線や3番線に行くには、線路の上をテクテク歩いて行く(つまり、1番線に電車があるときには2番線に行けない)もので、近隣の町々どこもそんな感じでした。

こちらの新しい駅、なんと地下道から他のホームに移れます。

なんて素晴らしい!!!

 

予想を裏切って時間通りに来た電車は以前のごとくボロボロの車体で、なんとなくホッ。

中は完全自由席なので、ウロウロと空いてる席を探します。

今回乗った車両は、席が個室っぽいタイプで、3人掛けが向かい合ったものが一部屋になっています。

 

車窓を楽しむのも電車旅の醍醐味!

田舎な風景が流れていきます。

今住んでるのは平地なのですが、街中に住んでると、だだっ広く開けた景色に出会わないので、なんか楽しい。

途中、水田が出現してすごく懐かしくなりました。

関東平野のど真ん中、田んぼだらけのところで育ったのですが、ここ数年、水が張ったばかりの5月の田んぼなんてそうそう見る機会がなかったので。

 

そうこうしているうちに首都に到着!

前回ソフィアの鉄道駅に来た時は改装中だったなあと遠い記憶に想いを馳せます。

暗くて分かりづらくて、相当迷ったんですもの!忘れもしません!

今回は迷わないかなーと電車を降りると…

どこもかしこもピカピカで、ちゃんと案内表示があって、迷いようがない!

えー!どうしちゃったのー?

駅内部

初めてここを訪れた友人は、これのどこが凄いの?なんて言ってたけど、ものすごい変りようなんです!!!

 

こういうことなら、もう電車派になります。

乗り過ごしには要注意だけど…