練乳いちご

もうすっかり夏です。
毎年毎年、4月の始めとかには、夏なんてまだまだ先だーと思うのですが、
5月の始めには溶けているという。
もうそんな初夏も7回目だというのに、なんの成長もない…

そんなわけで夏です。
今住んでいる町は湿気が高めで、なんだか日本の夏を彷彿とさせる~…
がしかし!
朝晩は冷え込むこの国はすごしやすく、日が沈むと夏でも何かうえに羽織ることもよくあります。
日本の皆さん、これからの暑い季節お疲れ様です。

暑い暑いと言いつつも、春を過ぎるといろんな旬がやってくるので楽しみです!
日本でも旬野菜は美味しいし安いけど、ブルガリアではすごく顕著です。
それはもう、値段も味も種類もたーっくさんでてきます。
そして、旬が短いのが農業のリアルを映し出しています。

何が言いたいかというと…、
いちごの季節が始まりました!!!!!!

先週半ばくらいまでは、市場でも野菜屋さんでもだいたい7から8レバ/キロでした。
キロあたり500円くらいってところ?
それが先週末には、3.5から4レバに!
キロ250円くらい?500gなら120円くらい!
それでも、地元民からすると、「まだまだ高いわね」ってことになります。

あと1~2週間すれば、
アクも強いけど香りが強くて、大小不揃いだけど安くって、甘みは強くないけどなぜか美味しい、
そんな路地ものイチゴが市場に溢れかえります。
その中でもやっすいイチゴは、ジャムとかにされるのですが、今年はどうしようかなぁ。
結構面倒くさいだよね…
冷凍イチゴくらいにしておこうかなあ…
悩みどころです。
!!!!!!良い案求む!!!!!!

さて、まだキロ8レバだった時分に、友人が「今年のイチゴ食べたよー」って言っていました。
へー、そっかー、まだ酸っぱいんじゃない?
と聞いたけど、美味しかったと聞いて大きな誘惑に!
先週末、市場で3.5レバを見て、とうとう衝動買いに!
あーあ

香りはあまりしなくて、食べてみたらやはり酸味が強め。
こんなイチゴにはぜひ練乳を!
実家の面々はイチゴに練乳をかけない派なので、一人で練乳チューブを消費した日本の春を思い出します。
が!
ブルガリアでは悲しい現実が…

練乳とは?
そう、コンデンスミルクです。
ブルガリアにはコンデンスミルクがない?!
いえいえ、コンデンスミルクはあります。
ただ!
こちらのコンデンスミルク、甘くないんです!
それ、コンデンスミルクじゃないじゃん!
エバミルクじゃん!
・・・・・・
これまで、どれほどの友人たちが、コンデンスミルクが甘くないことが原因でスイーツづくりに失敗してきたことか…
私のスイーツレパートリーにはコンデンスミルクを使うレシピがないので難を逃れてきましたが…

まあ、早い話が砂糖加えればいいだけなんですけどね。
というわけで!
作っちゃいました!
コンデンスミルク!
↓作り方↓
1. エバミルク100gに砂糖40gを加えて弱火で加熱
2. 砂糖が溶けたら、冷やす
出来上がり

イチゴの甘さが弱いのを練乳が補ってくれて、かつ酸味が際立って、ミルクの柔らかい香りがいろいろ包み込んで。
つまり、美味しい!!!

というか練乳、砂糖の量多っ!!!
ただ、エバミルクからだと、砂糖の量調節できるので、甘さ控えめ練乳とかもできちゃいます!
あ、ちなみにこちらのコンデンスミルク、砂糖が溶けても加熱し続けると、ミルクジャムができます。
(以前、甘くなくて不要になったコンデンスミルクならぬエバミルクを消費するために作ったことがあります)
あれも美味しかった。

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おまけ

以前スーパーで見つけたパインとナッツの粒かけチーズ。可愛いなと思いつつ我慢してたのに、何故か今日買ってしまった…なぜだろう…


美味しかった。
もったいないので、ちょっとずつ食べます。
おつまみっていうより、おやつかなあ。
でも、ワインにはあうかも。
ワイン飲めないけど…